「愛犬が下痢になってしまい原因と対処方法が知りたい」
「愛犬の下痢を予防する良い方法はそもそも存在するのか知りたい」

このページでは犬の下痢に関して知っておくべき知識を簡単にまとめておきました。
下痢と一言でいってもその深刻な問題を引き起こしてしまうこともありますのでそうなる前に対応しましょう。
実際に私はここに記載の情報をベースとして、愛犬の下痢に対しても冷静に適切な対策を慌てることなく選択できたと自負しています。
下痢は長期化すると水分不足で生命に関わるような重大事になることもあります。
様子見はほどほどに、できるだけ早めに獣医に相談しましょう。

目次
1.犬の下痢に関して抑えておくべきこと3つ

2.理由
2-1.下痢の主な原因は5つ、それぞれの理由
2-2.下痢を見分ける基準のり有
2-3.飼い主は愛犬の健康のために排便や排尿の状況を確認すべき理由

3.証拠
3-1.下痢の主な原因は5つ
3-2.どこからが下痢なのか?3種の便を抑えておこくべき証拠
3-3.飼い主は愛犬の健康のために排便や排尿の状況を確認したほうがよい証拠

4.具体例
4-1.下痢の対応方法の具体例
4-2.具体的な便の確認方法
4-3.便および尿の具体的なチェック項目

5.まとめ

1.犬の下痢に関して抑えておくべきことは次の3つです

1-1.下痢の主な原因は5つ
1-2.どこからが下痢なのか?3種の便を抑えておこう
1-3.飼い主は愛犬の健康のために排便や排尿の状況を確認しよう

2.理由

2ー1.食べ物の変化、環境の変化、胃腸のトラブル、感染症、寄生虫症の5つが主な原因です
2-2.便の硬さには3つあります。通常、軟便、下痢の3種類です
2-3.消化器系の病気や感染症、ストレスなどでも便や尿に異常が出ることがあります

3.証拠

3-1.下痢の主な原因は5つ
下痢は、腸が弱っていたり、細菌やウィルスに感染したり、異物を飲み込んでしまったなど、なにか異常なものを排出しようとしているときに起こります。
下痢は基本的には原因がわかり対応すれば治るものです。たとえば、暑い日に冷たい水を飲みすぎた場合などは胃腸が弱っているので、ドッグフードを半分にしてみたり、1食抜くなどの対応が考えられ、それで下痢が治れば問題ないです。
しかし、下痢は原因がすぐにわかることは稀です。胃腸の不調が継続する場合にはなかなか下痢は改善されません。
症状が続く場合は必ずかかりつけの獣医に診てもらいましょう。

3-2.どこからが下痢なのか?3種の便を抑えておこくべき証拠
通常の便は、ほどよい硬さです。地面につかず、手で持っても形を維持します。
軟便は、確はありますが、地面に接している部位は形が少し崩れます。固体からドロ状のものです。
下痢は、ドロ状から液状です。軟便よりもさらにドロドロのものです。

3-3.飼い主は愛犬の健康のために排便や排尿の状況を確認したほうがよい証拠
さまざまな病気によって、胃腸は影響を受けるので排泄物の状態も変化します。尿や便が体の異常を反映することは古来より変わりません。
普段から尿や便を観察することで、体調の変化をより早く知ることができます。

4.具体例

4-1.下痢は深刻な健康被害を起こす場合があります。それは、「脱水」です。本来、腸で吸収されるはずの水分が排出されてしまうのですから、子犬とか老犬は最悪の場合、1日から2日で死亡する場合もあります。
下痢の場合、犬は水分補給が必要になります。腸に水分を摂り入れる能力がまだある場合は、犬専用の水分補給ドリンクを与えてください。
しかし、あまりに下痢がひどい場合は吸収されないので、入院して点滴する必要がでます。胃腸を休ませるために食べ物を与えないことも手段としては考えられますが、幼犬の場合はエネルギーを多く必要としますので絶食はやめたほうがいい場合もあります。
飼い主が後少しすれば治るだろうと考えて、日数が経過し瀕死の状態になってしまうこともあるので、様子をみるのはほどほどに獣医に診てもらいましょう。

4-2.飼い主が愛犬の便を観察するのは簡単です。捨てる前によく見ましょう。下敷きになったシートや紙越しでよいので硬さを確認してください。
便は時間の経過とともに乾燥して黒くなってしまったり、硬くなったりするので注意が必要です。

4-3.具体的に便と尿のチェックポイントをまとめます。

4-3-1.便のチェックポイント
下痢気味:胃腸のトラブル、感染症や寄生虫症
硬すぎる:水分の不足、便秘で大腸に長く止まっていた
色が黒い:胃から小腸などの消化器官の上流で出血している
血便:大腸から肛門などの消化器官の下流で出血している
時間がかかる:下痢もしくは便秘のどっちもに見られる、大腸腫瘍の可能性

4-3-2.尿のチェックポイント
色が赤い:血尿、膀胱炎など様々な病気の可能性
濁っている:膀胱炎など、炎症で濁る
キラキラしている:結石の初期症状であることがある
色が薄い:水の飲み過ぎ、糖尿病や尿崩症の場合に大量に尿が出るとき薄い
腐敗臭:雑菌が繁殖している
甘い香り:糖尿病の疑い
出ない:前立腺疾患で尿道がふさがっていたり、尿路結石や肝不全の場合はでないこともある

5.まとめ

犬の下痢の原因がわかることは稀です。原因が簡単にわかっている場合はこのページの内容をもとに対応してみてください。長引きそうな場合はかかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。命にかかわる場合もあるのでなるべく早めに獣医さんに相談することをおすすめします。